脳脊髄液減少症について

 近年、交通事故やスポーツ外傷等による頭部や全身への強い衝撃によって脳脊髄液が漏れだし減少することによって、頭痛、頸部痛、めまい、倦怠、不眠、記憶障害等の様々な症状を呈する「脳脊髄液減少症」とよばれる疾患が起こるのではないかとされています。
 現在、この疾患につきましては、国において、専門家による医学的な解明を進めている段階にあり、未だ定まった治療法が確立していないため、診療を行うことができる医療機関に関する情報を得られずに苦労されている方々がいらっしゃいます。
 県では、このような状況を踏まえ、いわゆる「脳脊髄液減少症」による様々な症状に対して診療を行うことができる医療機関の情報を集めるとともに、次のとおり、県に相談窓口を設け、最寄りの医療機関をお知らせする等の対応を行いますのでお知らせします。


相談窓口

県保健衛生課 電話017-734-9284

受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時30分までです


ブラットデパッチ療法について

「X線透視下での硬膜外自家血注入による髄液漏閉鎖術」といい、髄液の漏れを塞ごうとする治療法です。いわゆる「脳髄液減少症」に有効な治療法の一つとされていますが、診断方法が確立されておらず、保険が適用されない治療となっています。