スズメバチの巣の処理・駆除について

1.スズメバチの特徴

 スズメバチの種類にもよりますが、体長は約20~30ミリ強で攻撃性があり、特に巣への刺激には激しく攻撃します。また、横への動きや黒い物体のほか、化粧品や汗などのにおいにも敏感に反応しますので、注意が必要です。


 スズメバチの巣は、前年の秋に誕生した女王バチが朽木や土の中で越冬した後、一匹で春から初夏にかけて巣づくりをはじめ、働きバチが羽化する夏以降から大きくなります。

 なるべく、春先のうちにハチの巣ができやすい場所を点検するよう心がけましょう。

 なお、スズメバチの巣は秋以降に空になり、翌年には女王バチが新たに巣づくりを始めますので、同じ巣が再び使われることはありません。

2.スズメバチに刺されないための注意点

 •スズメバチを手で払ったり、急に向きを変えないようにしましょう。

 ・スズメバチは黒いものやにおいに反応しますので、衣類や持ち物の色のほか、香水や化粧品などの身なりに気をつ
  けましょう。

 ・むやみに巣に近づいたり、投石や枝を揺するなどの威嚇行為はしないようにしましょう。

3. スズメバチに刺されたときの処置

①巣から離れる

 スズメバチが興奮物質を敵や空中に撒き散らしますと、多数のハチが集まってきて攻撃しますので大変危険です。刺された場所が巣の近くなら、速やかに巣から離れてください。

②流水で傷口を洗い、手で毒を絞り出す

 刺された場合には、傷口を流水でよく洗い流し、手で毒液を絞り出すのが効果的です。

③患部に虫刺されの薬(坑ヒスタミン軟膏)を塗る

 「ハチに刺されたらアンモニアを塗るといい」とよく聞きますが、スズメバチの毒素はほとんど中性に近く、アンモニア(アルカリ性)で中和できませんので、虫刺されの薬を塗って応急処置してください。

 以上①~③の処置の後、速やかに医師の診察を受けてください。


 スズメバチに刺されることにより亡くなるかたがいますが、このほとんどは過去に刺されたときに体内にできたハチ毒に対する抗体が、2度目に入ったハチ毒に敏感に反応して血圧低下や意識不明などの症状を起こす、アレルギー性(アナフィラキー)ショックによるものです。

 ハチ毒によるアナフィラキーショックで死亡する場合は、刺されてから1時間以内であることが多いので、速やかな対応が必要です。

4.スズメバチの巣駆除

 •鶴田町役場および五所川原消防事務組合鶴田消防署では、令和4年度から巣の駆除は行いません。防護服につい
  ては、相談があれば貸出し等はいたします。

 •個人等の敷地内に巣がある場合には、その土地の所有者が責任を持って処理することになります。ただし、スズメバ
  チの巣を個人で処理する場合には、危険を伴いますので十分に注意して行ってください。

 •スズメバチは攻撃性が強く、殺虫剤を噴射しても命中しなければ刺される危険性があるため、不慣れなかたは自分
  で駆除することは危険です。

 •費用はかかりますが、専門業者に駆除を任せる方が無難です。

 •春から初夏までの最初の働きバチが羽化するまでの、女王バチが1匹で巣作りを行っている時期に巣を発見できれ
  ば、比較的安全に駆除が行えます。

 •アシナガバチの場合はスズメバチに比べ攻撃性が低いため、一般のかたでも殺虫スプレーを使い比較的安全に駆除
  することが可能です。

5.スズメバチの巣駆除の専門業者

 各自で専門業者等に相談のうえご依頼ください。


 なお、インターネット等に掲載されている駆除専門業者ですが、別表のとおり一部抜粋しました。


 駆除に要する費用等については、お手数ですが各業者にお問合せして、ご確認くださるようお願いします。

 

お問い合わせ先

町民生活課くらしの窓口班 TEL 0173-22-2111(内線151・152)